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医薬品証明書

  • qq3a3qv9k
  • 16 分前
  • 読了時間: 2分

長く通っていただいている患者さんからある日相談があった。英文の医薬品証明書を発行できないか?と。海外出張にいわゆる眠剤をもっていくので念の為用意しておきたいのだという。

昨今は薬物犯罪に対して厳しく対処する国が多く、たとえば米国トランプ大統領はメキシコからの違法薬物流入に断固たる措置をとると断言している。やや行き過ぎな対応、人違いと分かった後でも取り消さないことが問題視されたり、人種差別に利用されていると非難されたりもしている。少量の自己使用分だとしても英会話に自信がなければ不安だろうね。

で、用意させていただいた。今時はネット検索はもちろんAIも活用できるし、それなりの仕上がりになったと思う。

ポイントは患者名はパスポート名義と一時一句同じにすること。眠剤、向精神薬、習慣性のある薬物などについて不眠症などの治療が目的で個人利用であると明記してあること。記名はサインが望ましいこと。調剤した薬剤師のみでもOKだが処方医のサインもあるとベターであること、などだ。


これはあくまでいざという時のためのお守りと考えれば良い。短期出張で10錠や20錠の習慣性薬物を所持しているからといって即座に逮捕されることはない。ディスカバリーチャンネルでよくやってる空港24時みたいな番組でも、別室に連行されて後ろ手に拘束されるのは数千錠とか、キロ単位で違法薬物を持ち込もうとした場合だ。ただ、英会話に自信がなければ所持してる錠剤が何か問われて混乱し上手く説明できないこともあるかも。日本語通訳が来るまで数時間別室待機みたいなことはありえるかもしれない。そういう面倒なことに巻き込まれないお守り程度に考えればよいと思う。普通にしている限り持ち物検査されたり探知犬つれてこられるようなことはまずないだろう。


というわけで、もしも英文の医薬品証明書が必要な場合は相談してください。




 
 
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